会社で昇進・昇格をするために人事考課を理解し意識すること
会社で昇進昇格し、出世をするためには人事評価をあげることと、上司からの推薦をもらえる周りから信頼された人材になる必要があります。
人事評価を上げるため、本記事では、「 会社で昇進・昇格をするために人事考課を理解し意識すること 」について解説します。
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人材アセスメントで得た結果は、個人の能力を効率よく伸ばすことに活用ができます。 結果に出る、強点や啓発点(弱点)といっても
・強点を伸ばすことと啓発点を克服することのどちらを先に行えばいいのか?
・どのように戦略を立て能力を伸ばしていくのか?
・本当に改善することはできるのか?
とお悩みの方も多くいらっしゃるのではないでしょうか。
そのような方に向けて、個人向けアセスメントの結果を有効に活用するための【個人レベルで人材アセスメントを活用し能力を伸ばした実例集】を無料で公開しています。個人向けアセスメントを検討する際に、あわせてご活用ください。
人事考課と人材アセスメントとは
人事考課とは、組織の構成員を一定の期間に仕事の成果やプロセスを組織が定めた項目や基準に即して評価を行うことです。その目的は公正で公平な評価を行うことで、構成員の成果に報いること、適切な人員配置(異動・昇進)を行うことにあります。
一方、人材アセスメント(センター方式)は、対象者が将来発揮するであろう能力を、可視化できる演習課題を用いて一定の観察方法に基づき評価を行います。
両者の違いは、人事考課が現在・現職務・社内の評価であるのに対して、人材アセスメントは将来・新役職・社外の評価であることです。
人事考課が現在・現職務・社内の評価
人材アセスメントは将来・新役職・社外の評価
多くの企業で昇進や昇格の審査の一つとして採用されている人材アセスメントですが、このアセスメントの結果だけで昇進や昇格が決まるわけではないことを理解しておく必要があります。
通常業務から判断する人事考課と違い、人材アセスメントは時間と費用がかかってくるのに、なぜ導入する企業が増えてきているのでしょうか?
なぜ、人材アセスメントを導入する企業が増えているのか?
人材アセスメントは大手企業で採用していないところがないと言えるほど、浸透しています。
その理由は、大きく2つあります。
①
現在の姿だけでなく、未来の姿を評価できる
人事考課は今の仕事や過去の評価などから昇進を検討しますが、人材アセスメントは未来や新役職での力を評価します。
新しいポジションに着いた時に、その人が同じように能力を発揮できるのか?また、今まで以上に能力を発揮できるのかはやってみないとわからない…
というわけにはいかないと思います。
人材アセスメントは研修の中でその人の能力、強点、弱点を正確に診断することができます。それにより、新しいポジションに適性があるのか、やる前からある程度、診断することが可能です。
②
公平性が高い
人事効果と人材アセスメントの大きな違いとして一番は誰が評価を行うかだと思います。
人事考課は現職で関係ある人が働き方や姿勢をみて評価を行います。デメリットととして、客観性に欠け、偏った評価になることがあり公平性にかけることがあります。
人材アセスメントは会社に関係のない第三者が評価をするので、公平性が担保されます。
一般的な昇格審査とは
一般的な昇格審査は、過去の評価・直近の評価・将来の可能性の3点から総合的に判断されます。
入社してからどんなことをしてきたのか、どんな成果を作ったのかなどこれまでの勤務態度からの評価が過去・直近の評価となります。しかし、過去の実績や直近1年間の実績だけで評価せれるものではありません。もちろん過去の実績から評価すればこれくらいの仕事をしてくれるだろうと予想はつくかもしれません。
しかし、ポジションが変わると業務も変わってきます。今までは自分の手足を動かしていれば良かったポジションから、部下ができると部下の教育やマネジメントの業務も加わってきます。
これが加わってくるとこれまでの過去や直近の評価だけでは、評価しきれなくなります。そこで大切になるのが、将来の可能性です。
新しいポジションで、どれくらいの能力を発揮できるのか。育成やマネジメントの能力はあるかなどの評価も必要になってきます。勿論、将来の可能性のみで判断されることはないわけです。
この将来の可能性を評価するのに適した審査が人材アセスメントになります。
過去の評価 直近の評価 将来の可能性
組織としては、現場の評価(人事考課)を尊重しながらも、組織の将来の成長エンジンである優秀な人材を登用したいと考えているのです。
人事考課の3要素について
多くの企業では人事考課の考課要素を公開しています。人事考課は大別すると、業績・能力・情意の3要素で評価が行われます。
業績は皆さんが期待されている成果です。
能力は対人関係能力や問題解決能力などがあります。
情意は勤務態度や職務に対する意欲や責任感などです。
先ずは皆さんが所属する組織が求める人材像が示されていますので、それを確実に理解しましょう。自分が格付けされている資格に求められる業績・能力・情意を理解することを着実に実行することで現在の評価を上げていくことが必要です。現在の積み重ねが過去の評価に繋がりますので、過去と現在の実績を上げていくことがまずは重要です。
なぜ将来の評定が必要なのか?
人事考課の3要素(業績・能力・情意)は一定期間(過去 → 現在)の評価ということがポイントでしたが、人材アセスメントは皆さんがより上位の資格や役職に就いた時に発揮するであろう将来の能力を評定します。
例えば現在営業マンとして人事考課で抜群の評価を受けている人がいたとします。
当然その人は、業績においても、セールスとしての対人関係能力や問題解決能力、セールスとしての意欲や態度の3要素の評価は高いはずです。
しかし、その人が昇進して、管理者として成果を上げることができる人材であるか、は全く別の話です。
営業マネジャーは自分が販売するのではなく、部下を売れる営業マンとして育成したり、動機づけしたり、会社の方針をエリアに合わせて具体化すること、等が求められます。つまり、営業マンと営業マネジャーは全くことなる役割が会社から求められている、ということなのです。
まとめ
あなたが仮にその組織の営業マンであり、これから営業マネジャーに昇進したいと考えているのであれば、先ずは営業マンとしての実績を上げることが必要です。そして昇進審査として人材アセスメントが予定されているのであれば、その準備をしましょう。
人材アセスメントの準備といっても本を読んでこんなことを評価されると学ぶだけでは全く意味がありません。
個人の人材アセスメントを受講することで、あなたの強点(強み)、啓発点(弱点)がわかります。それを知ると、努力次第で成長して現実を変えられる可能性が高いです。
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・強点を伸ばすことと啓発点を克服することのどちらを先に行えばいいのか?
・どのように戦略を立て能力を伸ばしていくのか?
・本当に改善することはできるのか?
とお悩みの方も多くいらっしゃるのではないでしょうか。
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